緑内障手術について

緑内障手術は
眼圧を下げる手術です

房水の流れを妨げている部分を切開し流路をつくって房水が流れやすくします。手術時間は約30分〜1時間です。ときに手術によって視力がよくなるのではと期待される方がいらっしゃいますが、緑内障の手術は視機能を改善させるわけではなく、あくまでも眼圧を下降させて視機能の悪化を防ぐことが目的で、視力自体は多少下がってしまうことがあります。

緑内障手術の種類

1

トレベクロトミー
(線維柱帯切開術)

房水の出口である線維柱帯を切開・再検し、房水の流出抵抗を下げて眼圧を下げようとする術式です。
一部の緑内障のタイプには有効性があります。

2

トラベルドクトミー
(線維柱帯切除術)

眼内から外(結膜下)へ房水排出のバイパスを作成することによって、眼圧を下降させようとする標準的術式です。

3

インプラント手術

インプラントを使用して眼圧を下降させる術式です。

アイケアクリニックのココがすごい!

インプラント手術

アイケアクリニックでは以下の2種類のインプラント手術を行っています。
これらは高い技術力が必要でどのクリニックでも行っているわけではありません。

佐藤先生が、今までに日本で最も緑内障ドレーン手術(iStent アイステント)を施行した
医師(Top implanter)として認定されました。

インプラント手術

エクスプレス

エクスプレスとは

エクスプレスとは、薬物治療やレーザー治療などの治療法によっても十分な眼圧下降が得られない緑内障患者の眼圧下降に用います。

エクスプレスの役割

強膜弁下に輪部から前房内へ穿刺留置することで、前房と眼外の間に房水流出路を作成し、眼圧の下降をさせます。

インプラント手術

iStent(アイステント)

iStent(アイステント)とは

iStentの手術は白内障手術と同時に行います。白内障手術では小さな切り口を作りますが、その同じ切り口から器具を挿入してiStentを眼の組織に埋め込みます。痛みを感じることはありません。
手術中に頭の位置を変えたりすることがありますので医師の指示に従ってください。

iStentの役割

長さ1mm、重さ60マイクログラムで医療用チタンという材質の緑内障治療用の非常に小さなインプラントです。
※1マイクログラムは100万分の1グラム iStentを眼の中の組織に埋め込むことで、房水と言われる眼圧を調整する液体の排出を改善し、眼圧を調整します。

緑内障とその手術に関して説明しましたが、あくまでも一般的な内容であり、患者様それぞれの状態は少しずつ異なります。そのためそれぞれに異なる特別な点については、主治医より追加の説明を受けてください。
また、不明な点がございましたら医師またはスタツプに遠慮無くご相談ください。